ほとんど将来のことなど考えることなく大人になった私が、2年半の神奈川県での大企業での勉強を経て家業に入りました。親方日の丸の会社の株式会社カワイは順風満帆で、私が居ても居なくても関係ない会社でした。私自身3年間は売り上げもなく、5年目でやっと当時もらっている給与が恥ずかしくない程度になりました。
その間一切私のやり方に口を出すことなかった父親。今では同じ材木屋としての立場でありながら、お客様も別々で商売の仕方も全く違う形になりました。家業から組織へ。まだ道半ばですが、初代の想いを継承しつつ改善の日々です。
2025年を1つの節目として人事と給与制度を整備しています。これからの日本は右肩下がり経済、大介護時代、人口減社会に突入します。そんな時代に合った制度整備を目指して、でも、決して悲観的なものではなく、楽しく生涯現役を目指すことができる人が育つ制度にしていこうと思っています。
現在70歳以上のスタッフも元気に働いてくれています。昭和の時代より、もう1世代も2世代も違う人が同じ組織で活躍できることを目指しています。そんな組織なら誰もが社長になりたいと思う組織ができると信じています。